概 要


9000系の登場〜〜

東武9000系は、東上線の有楽町線直通用車両として登場した車両です。
1981年に試作車として第一編成が登場しました。
試作車である第一編成の登場後、量産型である第二編成〜第八編成が時期を分けて投入されました。

前面デザインは当時流行した左右非対称の物です。
従来からの東武8000系のデザインを大きく変え、様々な新機構を搭載して登場しました。
一方、側面デザインは登場時期によって異なり、後期の車両は東武10000系に似たものになっています。

また、量産タイプになるに当たって車端部の座席が4人掛から3人掛になったほか、
床の色が8000系タイプの緑色から茶色になったりもしています。
また、ブレーキ音が東武10000系タイプのものになっています。



車体はステンレス製、ドアは片側に4つずつあります。
また、モーターはチョッパ制御を採用しています。これは改造後も変更されていません。





9000系改造前〜〜

行先を表示する部分は登場当時は幕式でした。
試作編成の第一編成は方向幕が車両の一番端の上部に付いていましたが、
その後の車両は車両中央に付いています。

幕は有楽町線の行き先(「新木場」「新線池袋」など)だけ黄色地になっています。
東上線の行き先(「川越市」「森林公園」など)は青地になっています。
なお、地上運用にも対応できるように東上線用の方向幕もあります。
東上線用の方向幕は種別も表示されていますが、各駅停車だけは表示がありません。

改造直前には方向幕がかなり劣化し、見にくかったり、ずれている物もありましたが、
結局、改造まで修理されませんでした。



登場当時はパンタグラフが菱形パンタグラフでした。
また、運転台はツーハンドル(マスコンとブレーキが別々)タイプです。





9000系の改造〜〜

直通開始から20年以上使用されてきた9000系は副都心線開業後も使用されることになりました。
そこで、副都心線での運行に対応するとともに、内装を新しくする改造工事が2006年から始まりました。

なお、9000系試作車である第一編成はドア間隔が異なり、副都心線での運行ができないため、
改造せずに有楽町線直通から撤退し、東上線内のみで運用されることになっています。


工事は2007年2月には完了し、6月から有楽町線での運用に復帰しています。
この時の当サイトの特集記事はこちらをご覧下さい。


改造の具体的内容ですが、副都心線のためのATO・ワンマン運転対応の他、
運転台をワンハンドルタイプに、方向幕をフルカラーLEDに、車外スピーカー設置、
自動放送設置、パンタグラフをシングルアーム型に、ヘッドライトをHID化、前面スカート設置、
内装を東武50070系タイプにするなどがあげられます。
内装についてはこの後、画像でご紹介いたします。





9050系の登場〜〜


東武9050系は、新線池袋駅開業に伴って1994年に登場した車両です。
同時に2編成が投入され、現在も2編成が活躍しています。



前面デザインは9000系を踏襲したものになっています。
ただ、9000系とはかなり異なり、東上線では初めてとなる物を数多く採用しました。

VVVFインバーター制御であるほか、方向幕がLED、車外スピーカー設置、自動放送設置など、
現在では当たり前ですが、東上線では初めての近代的車両でした。



また、登場当時はドア上に液晶モニターが設置されていました。
これも今では当たり前ですが、当時は山手線205系ぐらいにしか設置されておらず、非常に珍しい物でした。
次駅名や行き先などを表示していました。

各社(東武・営団)の職員のイラストがお辞儀をするアニメーションが表示されたりもしました。
(これは現在では東京メトロ10000系に採用されています。ただ、10000系は静止画で動きません。)
直通先に合わせて制服のデザインが変わるなどの手の込みようでした。


しかし、液晶画面が劣化し始めたため、今では撤去され、広告枠に改造されて
現在ではドア上に不思議な出っ張りを残すところにしか跡は見られません。





現在の9000系・9050系〜〜


9000系は八編成、9050系は二編成投入されました。
しかし、9000系試作車は副都心線に対応できないため、副都心線開業後は
9000系が七編成、9050系が二編成の計九編成になる予定です。
なお、改造後も改造前も10両編成で、変更はありません。


東武東上線の他、有楽町線へ直通運転を行っています。
有楽町線は全ての区間を運行できますが、西武線へは乗り入れできません。

また、東上線の地上区間のみでも運行でき、余った編成は昼の地上運用に回されることがあります。
そのため、東上線用の方向幕(「急行 池袋」など)も用意されています。






車 両 解 説


1. 外 装



試作編成の第一編成です。




こちらは改造前の量産型タイプです。




地上運用時には運用番号は表示しません。




第八編成とそれ以外は側面が若干異なります。




1991年になって製造された第八編成は
側面がすっきりしていて10030系仕様になっています。




今度は改造前の9050系です。
前面方向幕がLEDなのが特徴です。




次は改造後の9000系です。
フルカラーLEDの方向幕が映えます。
前面スカートも設置されています。




暗い地下鉄では非常に明るい方向幕です。
 
 




車体側面です。
車外スピーカーやシングルアーム型パンタグラフが特徴です。




車外スピーカー部分です。
 




9000系改造車の側面には
号車表示のシールがあります。
改造前は号車表示は一切ありませんでした。




改造後は菱形からシングルアーム型の
パンタグラフになっています。
 




先頭車両の乗務員室扉下には
赤いシールが貼られています。
色は違いますが、メトロ7000系などと同様です。
 




最後に方向幕のご紹介です。
9000系試作車の第一編成は、車両の端に付いています。
メトロ7000系に準じていますが、
東上線ではこの車両だけです。




有楽町線の行き先の場合、黄色地になっています。
これは後の車両も同様です。
改造直前になると故障や汚れが多発していました。




9000系の量産型車両は
車両の中央に方向幕が設置されています。
 




9000系改造車と9050系は方向幕がLEDです。
9000系改造車はフルカラーLEDですが、
9050系は三色タイプです。

なお、現在では有楽町線直通でも「普通」を表示します。
また、ある程度の速度に達すると劣化防止のため表示が消えます。






9000系試作車は回送や試運転の場合、
赤地の派手な表示です。
 
 
 
 




2. 内 装




まず、改造前の9000系をご紹介します


9000系試作車の車内です。
後の車両とは床の色が異なります。




のちの車両は床が茶色になっています。
 




こちらが改造前の座席です。
一部の車両には真ん中にポールが走っています。
座席はかなり柔らかい方に入ります。




座席端です。ポールの位置に東武8000系や
東武10000系と大きな違いはありません。
 




ドアは東武10030系と同じですが、
試作車の第一編成は開閉時のエアー音が異なり、
東武8000系と同じ音がします。




車両端の座席は三人掛ですが、
試作車の第一編成だけは四人掛になっています。
 




次は車両端部分です。




つり革は他社車両と同じ組み合わせです




車両端には禁煙・車番プレートや
非常用ドアコックが設置されています。




非常通報装置などもあります。
 




製造メーカーのプレートも設置されています。




次は車両最前部・最後部です。




運転台真後ろには窓がありませんが、
その横に横長・縦長の窓があります。
右側の窓の前面展望は比較的良好です。




冷房装置も設置されています。
 
 




吹き出し口がやや小さめです。






荷物棚は昔ながらの網タイプです。






次は改造前の9050系です

 

次は9050系です。
9000系からかなり変更が加えられています。






座席は9000系と異なり、濃い茶色です。
ポールの配置は9000系と大きな変更はありません。






最近は擦れて色がやや薄くなっています。






優先席の座席は三人掛で、青緑色です。






続いてドアです。
今では液晶画面はなく、広告枠だけが残っています。






このように広告が入ります。
 






液晶画面があった名残でドアの上が
出っ張っています。






車両端は化粧板の色の他は
9000系とはあまり違いはありません。






冷房装置は9000系とは違う物になっています。






 
次は改造後の9000系です

 

続いて改造後の9000系です。
全体が東武50070系仕様に変更されています。






座席は緑色から青紫色に変わりました。
しかしその下のヒーターは変わっていません。
新型車両で流行の片持ち式座席ではありません。






座席を分けるポールもそのままです。
 
 






座席は改造前の比べて硬くなりましたが、
東武50070系に比べるとかなり柔らかいです。
バケットシートにしては座り心地は良好です。






優先席は黄緑色です。
東武50000系と同じ色合いです。






続いてはドア周辺です。
 






足元部分は注意喚起のため、
黄色くなっています。






ドア上には電光掲示板が付いています。
東武50070系と同じタイプの物です。






有楽町線内では他車線車両と同じ表示ですが、
東上線内では東武50000系仕様で表示されます。
駅名がカタカナで表示されるのも東武50000系仕様です。






電光掲示板は千鳥式の配置で、
設置されていないドアには広告枠が設置されています。
 






ドア横には東武仕様のステッカーが貼ってあります。
なお、改造後にドア横のポールが黄色くなっています。
 
 
 
 






改造後はドア上が出っ張っています。
出っ張りは電光掲示板の設置されていない場所も同じです。

なお、ドアエンジンは変わっていないようで
ドア開閉時のエアー音は同じです。
東武50000系同様、扉が開いている間はチャイムが鳴ります。






次は車両端部分です。
まず、車両を隔てるドアが新しくなっています。






車いすスペースも設置されています。
 






優先席付近は他社同様、
つり革がオレンジ色です。






消火器スペースです。
 






続いて車両最前部・最後部です。
窓の配置は変わっていません。






製造メーカーである「アルナ工機」が上に、改造を担当した
「HITACHI」「日本電装」のプレートが下にあります。






他の車両でも車両番号のプレートが
東武50000系仕様に変わっています。






ドア上の表示はシール式に変わっています。






乗務員室へのドアノブ






最後にその他の部分をご紹介します。
冷房装置は改造後も変わっていません。






荷物棚も「網」のままです。






改造後も床にはこんな物が残っています。






窓配置も変わっていません。
一枚窓になったりもしていません。






日よけは新しくなり、林が描かれています。
森林公園をイメージしたのでしょうか?






非常通報装置です。
後付のためか異様に出っ張っています。
 






こちらは9000系改造車からの前面展望
貫通扉横には取り扱い方法がイラスト付で説明されています。
一般の人が使うことはないでしょうが…







この他に9000系改造車と9050系には自動放送装置が搭載されています。
なお、改造前の9000系は自動放送装置を搭載していません。
東上線内の他、有楽町線での放送にも対応しています。
有楽町線に乗り入れない東上線内のみでの運用でも自動放送が可能です。

また、乗車促進放送を流すことができ、そのボタンを押すと
「ドアが閉まります。ご注意下さい。」という放送が車外スピーカーから二回流れます。
ただし、途中でドアの操作をすると放送は消えてしまいます。
なお、東京メトロ10000系の場合はドア操作をしても必ず二回流れます。


そして、9000系改造車と9050系では東上線内での放送が若干異なります。
9050系は東上線内ではメトロ7000系や10000系タイプの男声が流れるのに対し、
9000系改造車は東武50000系仕様の女声が流れます。
有楽町線内ではどちらも同じ放送が流れます。男声はスペーシアの自動放送のナレーターと同じ方です。


9000系改造車は東上線・有楽町線の両方に英語放送に対応していますが、
9050系は東上線内での英語放送には対応せず、有楽町線内でのみ英語放送に対応しています。
ただ、ラッシュ時には英語放送や乗換え案内放送が省略されることが多くあります。
 








3. 走 行 音




 ● 9000系改造車

     朝霞→和光市 (2:27)
       東武50000系と同じ女声の放送が特徴です。




 ● 改造前の9000系

     小竹向原→氷川台 (2:20)
       ちなみに小竹向原駅のけたたましいベル音は現在は変更されています。




 ● 9000系試作車

     要町→千川 (2:06)
       試作車である第一編成はブレーキ音やドア開閉音が異なります。




 ● 改造前の9050系

     千川→小竹向原 (2:03)

     朝霞→朝霞台 (2:30)
       東上線内では乗車促進放送を含めて自動放送は男声が流れます。




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