07系は、1992年に有楽町線用として登場した車両です。
もともとは新線(当時、小竹向原駅〜新線池袋駅間)の開業に伴って
輸送力を増強するため登場しました。東武9050系とほぼ同時に登場しました。
デザインは丸みを帯びたデザインで、06系とほぼ同じです。
なお、06系とは帯の上下が逆になっています。
また、運転台はツーハンドル(マスコンとブレーキが別々)タイプです。
こちらも東西線転籍後も変更ありません。
平成4年に登場して以来、計7編成が登場し長らく有楽町線を走っていましたが、
2008年の副都心線開業が近づいてくると、07系の変則的なドア配置が問題になりました。
副都心線ではホームドアを使用するため、その配置が車両のドアと合っていなければなりませんでした。
結局、副都心線開業後に運用上支障をきたすことが予想されるため、有楽町線から撤退させ、
東西線へ4編成を異動させることになりました。
そして東西線で予定されていた車両の新造を07系の投入で補完することになったのです。
それが決定すると07系は座席の柄を東西線仕様に変えました。座席の柄が変わってからも、
しばらくは有楽町線で運用されていましたが、結局、2006年7月東西線へ旅立っていきました。
その後も順次、計4編成が東西線へ異動していきました。
東西線へ移籍後は、保安装置や冷房装置の改造を受けたほか、
車体の帯などの外装も東西線仕様になり、現在では東西線の車両として活躍しています。
なお、07系の登場で、従来型の東西線5000系は完全に淘汰されました。
4編成が東西線へ旅立った現在も、残りの2編成は有楽町線に残っています。
しかしながらホームドアの使用が開始された今、営業運転に就くこともできません。
実際に、2007年10月以来営業運転に就いていません。
有楽町線では全く姿を見ることもできず、車庫で目撃されるぐらいしかありません。
残りの2編成は「ホームドアの運搬に使用されている」、とか「○○線へ異動する」、とか
噂は絶えませんが、未だに今後の処遇については、はっきりしたことは分かりません。
なお、東西線へ異動した07系ですが、2006年11月から運用を開始し、
現在では中央線・東葉高速線へも乗り入れて、完全に東西線の車両となって大活躍しています。
関連リンク
「07系!東西線へ、第1陣回送特集」
これは07系が東西線へ回送されていったときの特集です。最初は第3編成でした。
「07系東西線回送 第2陣特集」
こちらは第2陣、第4編成の回送特集です。
「07系東西線回送 第3陣特集」
こちらは第3陣、第5編成の回送特集です。
「さようなら?07系臨時拡大特集」
こちらは東西線への転属が発表されたときに組んだ07系の特集です。
「07系が運用に復帰」
2007年10月に一日だけ運用に復帰したときの当サイトのブログ記事です。
1. 外 装
前面は丸みを帯びています。 |
以前まではこのような光景が当たり前でした。 |
側面から見るとその丸みも際だちます。 |
こちらは回送列車 |
こちらも発車を待つ回送列車 |
これは営団地下鉄時代の写真 |
こちらも営団地下鉄時代 |
先頭車を横から |
別の角度から |
新木場行きの表示も今では幻です。 |
編成側面 |
ドア周りです。 |
要町駅を発車する07系 |
当然、新線池袋行きに就くこともありました。 |
しかし、その新線池袋駅に入れないため、 |
車内全景です。 |
座席です。 |
有楽町線撤退直前になると |
車内はこのよう感じになりました。 |
ドア周りです。 |
電光掲示板は端の方が薄くなっています。 |
表示の一例 |
「快速」や「西武線直通」の表示も出ます。 |
座席端部分です。 |
窓は大きいガラスが一枚だけです。 |
床はこのような模様になっています。 |
腰掛け下には非常コックもあります。 |
ちなみに日よけはこのようになっています。 |
以上、ドア周りでした。 |
続いて車両端部分です。 |
車両端には車両番号の表示があります。 |
車両端の優先席の横には |
中に入っているかどうかが |
蓋にはシールで封印されています。 |
優先席付近は黄色のつり革になっています。 |
車両を隔てるドアはやや重めです。 |
車いすスペースも設けられています。 |
製造メーカーのプレートです。 |
先頭車は窓が二枚あります。 |
貫通扉が邪魔ですが、 |
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最後に、東西線への回送を綾瀬検車区で待つ、07系最後の勇姿をご覧下さい。 | |
東西線回送の前に一旦、綾瀬へ移されました。 |
この後、東西線で第二の人生を歩みます。 |
この塗装も今日で見納めです。 |
最後に動画でご覧下さい。(音が出ます) |
この他に、07系には自動放送装置が設置されています。
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3. 走 行 音
● 前期車
・ 氷川台→平和台
● 後期車
・ 氷川台→平和台
後期車は甲高いモーター音が特徴です。
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